NKオートでサイドカーがどのように製作されていくのか
1年間の工程を紹介します。
00:00 サイドカーは ①側車 ②側車付オートバイ どちらも「サイドカー」
00:40 サイドカー製作の概略(日本のサイドカービルダー紹介)
01:56 リア周りの改造(リアタイヤのオフセット)
03:22 サブフレームの製作
04:08 フロント周りの改造(ウィッシュボーンサス)
05:09 側車ボディー(船)の製作
05:36 側車のフレームの製作と取り付け
06:22 仕上げ作業
本車のBMW K100RSは それまでの空冷2気筒(ボクサーツイン)R100RSの後継機として誕生しました。
新開発された水平直列4気筒水冷エンジンは その外見から「空飛ぶレンガ」と呼ばれ、
日本での評判は良くありませんが それなりに売れています。
けれども ボクサーツインの人気も根強く 4気筒エンジンに移行するはずだったBMWは、
結局は両方のエンジンの生産を続ける事になりました。
K100RSのエンジンのクラッチは R100RSエンジンと同じく「乾式単板クラッチ」を採用しており、
日本製バイクのほとんどが採用している「湿式多板クラッチ」に比べて 軽い握力でクラッチを操作できる長所があります。
またロングストロークのエンジンはトルクフルで 街中で時速60km走行でもトップギア(5速)で走れる柔軟性もあります。
車重は280kgと重く、シート高も高いので足付き性は悪いという短所はありますが、
低重心でもあり、横風にも強く、走り出したら非常に楽にクルージングを楽しめるバイクです。
シャフトドライブが通る片持ちアームのリアサスは、
リアタイヤのオフセットには有利で、
チェーンのようなマメなメインテナンスも不要。
サイドカーにするために生まれてきたようなオートバイです。